アソビの倉庫

短編小説、演劇脚本、写真など、わたくし結希遊の作品を掲載しております

僕の味は?

 

ガタンゴトンガタンゴトン
日々の技術の進歩のおかげで最も美味しい味付けのはずです
ガタンゴトンガタンゴトン
人より多くの時間をかけて育ててもらいました
汗と涙と血潮が詰まっております
ガタンゴトンガタンゴトン
ここには仲間がいっぱい
辛いことがあっても怖くない
ガタンゴトンガタンゴトン
左の君は何をしているんだい
私は好みの味付けで店頭に並んで美味しくいただいてもらっているよ
右の君は何をしているの
僕は彼が美味しくいただいてもらえるように力一杯支えているんだ
前の君は何をしているんだい
俺は素材の味は武器にならなかったから、今は好みの味付けをしてもらっているところさ
ガタンゴトンガタンゴトン
僕は何をしているんだろう
僕はどんな味をしているんだろう
どうすれば美味しくいただいてもらえるのだろうか
どんな僕になっているだろうか
ガタンゴトンガタンゴトン
僕らを乗せて
ガタンゴトンガタンゴトン
私たちを乗せて
ガタンゴトンガタンゴトン
このレールから逃れることはできない
どこに連れていかれるのだろう
ガタンゴトンガタンゴトン
僕はどこに行ってしまうんだろう
ガタンゴトンガタンゴトン
今日は10月1日